ローマ~古代への旅~
- MICオンライン教室
- 6月15日
- 読了時間: 6分

皆さま、お元気でいらっしゃいますか✨
梅雨に入りじめじめしているのでしょうか。
沖縄は一足先に梅雨明けし、毎日暑い日が続いています。
外の空気はますますよどんできている気がします。爽やかな初夏の暑さですが、外出は控えた方が良さそうです。
さて今回はあこがれの「ローマ」です✨
行きたかったなぁ~!
「ローマ」といえば、私はやはりオードリーヘップバーンの「ローマの休日」を思い出します♪
上の写真「トレヴィの泉」も映画に登場しました。確かこの近くにある床屋さんで長い髪をバッサリとカットしたのだと思います。
まずは「ローマの休日」からなつかしい場所を見ていきます。お付き合いください(^^♪
「トレヴィの泉の装飾」

豪華なバロック彫刻が施されている噴水
繊細で美しい✨
後ろ向きで泉にコインを投げ入れると願いが叶うとされています
「真実の口」

1632年にサンタマリア イン ココメディン教会の外壁に設置されています
嘘つきが「真実の口」に手を入れると嚙みちぎられるという伝説があります
映画ではグレゴリー・ペックが演じる新聞記者が手を入れて嚙みちぎられたふりをし
オードリーヘップバーン演じるアン王女があわてるというシーン
ここで二人の距離がグッと近くなります
実は古代ローマ時代のマンホールの蓋だったという話も
「スペイン広場」

スペイン大使館があることからこう呼ばれています
135段の階段を上がるとローマの街が一望できます
アン王女はしばしの自由を満喫し
階段途中でジェラートを食べているシーンが印象的でした

美味しそうなジェラート!
ところが現在はこの階段での飲食は禁止されているそうです
映画が封切られた後は真似をして食べる人が多かったのでしょうね(*_*;
階段下にはブランドショップが並びお買い物も楽しめるようです♪
この映画以降、オードリーヘップバーンは世界中の女性の憧れとなりました
♪それでは美しい建物、そして古代遺跡を訪れましょう♪
初代ローマ帝国皇帝「アウグストゥスの像」

「アウグストゥス」とは個人の名前ではなく
紀元前27年にローマの元老院から与えられた「称号」
「アウグストゥス」は「尊厳者」という意味
これ以降オクタウィアヌスも自分自身を「アウグストゥス」と呼ぶようになりました
「Augustus(アウグストゥス)」 英語「August(8月)」の語源です
当時の服装も興味深いです
「コロッセオ」

ローマ帝政期に建設された「円形闘技場」
紀元前80年に約5万人収容できる娯楽施設が建てられたとは!
そして3千年後にもその姿を残しているとは!
当時の技術の高さを思い知らされます
娯楽の中には剣士と猛獣の戦いなどもありましたから
少々血なまぐさい気がしますが
いつの時代にも「お楽しみ」は必要ですね♪
「ナヴォーナ広場」 四大河の噴水

「ナヴォーナ広場」は古代ローマ時代には競技場として使用されていました
現在は休日には露店や似顔絵かきで賑わっています
広場を囲むバロック様式の建物のたたずまいに
古代ローマに迷い込んだように感じられます
「パンテオン」

上にちょっと見える円形の屋根が特徴の巨大な建物
「パン(すべて)」「テオン(神)」
古代の神に捧げられた捧げられた「万神殿」
こんな街中にあるのですね!
7世紀以降はローマカトリック教会となり
多くの歴史的人物が埋葬されています
こちらがその内部

ドームの中央に直径9mの天窓があり
昔と変わらない神々しい光が差し込む光景が見られます
「フォロ・ロマーノ」

「世界最古の広場」の遺跡
「フォロ」とは「政治、宗教の中心となる広場」を意味するラテン語
神殿、元老院、凱旋門などがあり
カエサル(シーザー)がここで演説をし歴代皇帝たちが凱旋した場所
紀元前6世紀ころから3世紀まで「ローマ市民の広場」として栄えました
カエサル、初代皇帝アウグストゥスがローマを威厳ある都にすべく
都市計画に着手しました
「ラテラーノ教会」の内部

ローマ四大聖堂の一つ
見どころは回廊(キオストロ)の美しさ
最後にローマの伝統料理「カチョエペペ」

「カチョ(チーズ)」「ぺぺ(コショウ)」
私は以前家族が作ってくれて食べました
シンプルなパスタですが、美味しかったです(*^^*)
辛いのが苦手なのでぺぺは少なめで
写真のパスタは随分太そうですね
日本の卵かけご飯みたいな感覚かな、と思いました
ローマの伝統菓子「マリトッツォ」

ピスタチオとチョコレートをトッピングした「マリトッツォ」
ふわふわのパンに軽めの生クリームを詰めたもの
お店では「大」「小」の二つのサイズが売られています
写真の物は「小」
甘いものが大好きなイタリア人ですから
カプチーノと一緒に朝食で食べるのも一般的
お店で売られているのは
もっとクリームの量が多いのですよ(*'▽')
クリーム星人には目が離せません!
日本でもブームになったことがあるようです
いかがでしたでしょうか。
古代の遺跡が街の中にあり、現代と融合しています。歴史の授業でしか聞いたことのない名前が出てくるのも楽しいです。
上記の他に「カラカラ浴場」も興味深かったのですが、残念ながら写真がありませんでした。
「カラカラ浴場」はお風呂の他に図書館や劇場もある、まさに人々が交流する貴重な場所だったようです。そし地下にはローマ最大級の「ミトラス神殿」も。
浴場の装飾も大理石の柱、モザイク、壁画、彫刻などとても豪華だったそうです。
人との交流、そして神様。ずっと人間が大事にそして心から必要としていたものだったのですね。
イタリアは30年ほど前に北部に行ったことがあります。ヴェニスはそれはそれは美しく、いつかまた訪れたいと思っていました。ローマも訪れたかったぁ。
参考資料:マイたび、世界史の窓、旅ポケット、トラベルコ
* * * * * *
【ちょこっと英語】
今回は「アウグストゥス(Augustus)」が出てきたところで、彼の名前が英語の
8月(August)の語源になっているという話です。
時は紀元前153年。それ以前の古代ローマの暦は1年が10ヶ月だった。
1月から6月までは神様の名前に由来し、7月から10月まではラテン語の数に由来していた。その後現在の暦に変えた時に2ヶ月の差ができてしまった。
当時初代皇帝だったアウグストゥスが、大叔父でありローマ帝国の礎を気づいた偉大なる統治者「ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)」の名前を新しい月の名前にした。
カエサルが7月生まれだったので7月を「Julius」→「July」(英語読みで)
そしてその後継者となった自分の称号を翌月の8月とした。「Augustus」→「August」
この7月、8月を割り込ませて、あとは数がずれて10月から12月とした。
本来ならラテン語で「8」を表す「octo」が10月となったわけだ。
たとえばタコは「オクトパス(octopus)」、八角形は「オクタゴン(octagon)」、八つの音階は「オクターブ(octave)」
こうして現代でもカエサルとアウグストゥスの名前が世界で使われているということだ。
ちなみに1月→門の神「ヤヌス」 2月→浄化の神「フェブルウス」
3月→農耕の神「マルス」 4月→美の女神「アフロディテ」
5月→豊穣の女神「マイウス」 6月→主神ユピテルの妻「ユーノ」
参考資料:TANTANの雑学と哲学のお部屋
*ラテン語は「j」の音が「やいゆえよ」になります。
皆さんのお誕生日月はいつですか。おもしろいですね(*^^*)
それでは皆さま、楽しい日々をお過ごしください(*^^*)
Have amazing weeks !
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