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  • MICオンライン教室

「意味のかたまり」で英文をとらえる





春を告げる黄色い花、透けるような青空にまだ雪を頂いた山々。春ならではのこの景色が大好きです。

長い冬が終わりを告げて先が見えてきた、そんなウキウキとした明るい気持ちになります。


英語の文法を理解していることは確かに大切なことです。私の学生の頃はそうしたことをとても重視されていたように思います。

そこで起こる「わかりにくい日本語」問題。英語というよりは日本語の説明がわかりにくかったという印象がありました。


大人になってさらに勉強を続けるとある時、単語を「意味のかたまり」ととらえるととてもわかりやすいことに気が付きました。「意味のかたまり」を意識すると文法がすっと頭に入ってきました。


それからは、この「意味のかたまり」を意識するように教えるようになりました。


それが最近の中学のワークブックでは文法の説明の中に「意味のかたまり」という言葉が入っているではありませんか!感動です!

どういう風にこのかたまりができているかを理解し練習していくと、長い文章でもより正確に意味がわかってきます。


今回はこの「意味のかたまり」とはどんなことを言うのか実際に見ていきましょう。



前置詞が二つ、三つ続く場合



   Our cat jumped out from behind the table.

     猫がテーブルの後ろから飛び出してきた



文法的には「二重前置詞」というのがあり「from behind(~の後ろから)」など熟語があるのですが、「jumped out(飛び出した)」「from(~から)」「behind the table(テーブルの後ろ)」という意味のかたまりで考えると、熟語を知らなくても単語さえ知っていれば意味がわかります。しかも映像として伝わってきます。


別の例も見てみましょう。



   I got up at five.

    5時に起きました。



got up(起きた)」「at five(5時に)」という意味のかたまりです。


私の中学生の頃はこの前置詞が二つ並ぶというのがなんかピンとこなくて、でもなんとかなったので、モヤモヤしたまま高校、大学と進み、今さら聞くに聞けなくて、受験に必要な熟語を必死に覚えて、モヤモヤしたまま伸び悩んでいました(;^_^A


そしてこの「意味のかたまり」という考え方に出会ったのです。目から鱗でした💡


そんな経験もありモヤモヤを残したまま難しいことばかりやっても限度があることを身をもって体験しました。


最近は上記の英文は小学生のクラスで出てきますので、前置詞だのなんだのと考えることなく、丸ごとフレーズとして覚えて、こういう英文に慣れ親しんでいくので子どもたちは違和感を感じにくいようです。



次にもう少しまとまりのある文章を見てみましょう 

     


   The tea you make is delicious!

    あなたが入れてくれるお茶はとてもおいしい!


tea you make(あなたが入れるお茶)」これが意味のかたまりです。



   Look at the boy eating icecream.

     アイスクリーム食べている男の子を見て。


look at(~を見る)」「the boy eating icecream(アイスクリームを食べている男の子)」が意味のかたまり。映像が浮かんできそうですね。



   

   I go to a supermarket to get some soy milk.

     豆乳を買いにスーパーに行きます。


I go to a supermarket (スーパーに行く)」「to get some soy milk(豆乳を買うために)」が意味のかたまり。


                             参考文献:英語ラボ③



この「意味のかたまり」を作るために関係代名詞や不定詞、分詞の後置修飾、前置詞句

などが活躍するわけです。

日本語にも同じことが言えます。日本語の意味のかたまり、つまりばらばらに離なせい言葉、を意識すると日本語からの英文も作りやすくなります。


ぜひ、やってみてください(^^♪


まだまだ気温の低い日が続きます。温かくしてお過ごしください(*^^*)


   Have a quality week !








   



   




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