
皆さま、お元気でいらっしゃいますか。
今年は1月20日から2月2日までが大寒です。寒さもピークを迎えました。
これを過ぎれば春が近づいてきます。季節も踏ん張り時です(*^^)v
先日「ハマスとイスラエルの一時停戦(14日間)」合意が発表されました✨
本日19日に発効されます。本当に良かったです。人々の笑顔は何にもまして幸せを与えてくれます。
その仲介役をしたのがカタールのムハンマド首相兼外相。
そこで「ん、カタールってどこだっけ?」「どんな国だろう」と、今回は「カタール」を訪れました💡中東再び!

写真:Google map
面積 山形県と同じくらい
首都 ドーハ(人口の8割はドーハに住んでいる)
人口 およそ280万人(2022年)
共通語 アラビア語、英語も通用する
通貨 カタール・リヤル 1カタール=38.32円
「カタール」と聞いてぴんと来なくても「ドーハ」と聞けば、サッカーファンならずとも「あー、ドーハの悲劇」と思い出すかもしれません。
私の周りのサッカーファンもしきりに口にしていましたから、よく覚えています。
もともとは真珠産業と貿易が盛んな港湾都市でした。
それが1940年代に石油資源の発見、開発がされてから、一人当たりの国民所得が一気に世界トップレベルになりました。いわゆる「オイルマネー」です。
イギリスの支配下を経て1971年に独立。
それではドーハの「イスラム美術館」からまいりましょう♪

出典:kutukupret.work、TopTravel
海に浮かんでいるようです。建物自体が芸術作品です。
ルーブル博物館の「ガラスのピラミッド」を手掛けた
建築家イオン・ミン・ペイ氏によるものです。

このイスラム美術館はカタールが世界に誇るアラブ芸術・イスラム芸術の集大成。
絨毯、宝飾品、ペルシャ絵画、コーランの写本などどれも見ごたえのある展示品。
トップの写真もその展示品の中の一つです。
美術館訪れたいですね~(*^^*)
次は「ステート グランドモスク」

敬虔なイスラム国家ですので、内部見学は男女別々。入口も別。
男性が見学できるのは1階。女性は2階。
また女性「アバヤ(カタールの女性の日常着)」を着用しなければいけません。
入口で「アバヤ」のレンタルがあるそうです。着てみたいですね(^^♪
こちらがグランドモスク入口から見たドーハの高層ビル群

出典:travelwith
中も美しいですね。
カタールではカタール国籍を持つ純粋なアラブ人はなんと10%!
残りの90%はインド圏や東南アジアからの外国人労働者。
ですから国の法律はイスラム教と一般法が併用されています。
それでも豚肉やアルコール類の制限は厳しく、
ホテルやレストラン、バー以外は目にすることはないそうです。
第二のドバイと言われるほど高層ビルが建っていますが、上空から見るとこんな感じです。

少し行くともうそこは砂漠地帯。
なんだかホッとします。
こちらが昔ながらの街並み

アラビアンナイトの世界に入ったようです
そしてこちらはおしゃれなカフェテラス☕

オープンテラスでお茶でも飲みたいところです。
カタールは砂漠気候のため、季節は夏季と冬季の二季。
夏季(5月~10月)は35℃~40℃くらい、
冬季(11月~4月)は15℃~20℃くらいと過ごしやすい。
夏季は日中は体感温度が50℃くらいになるので外に長くいられません。
こんなオープンテラスは夕方から楽しめます。
だから街中夜のライトアップが充実してうつしいのですね。
こちらがカタールのアラビアコーヒー

浅煎りしたコーヒー豆を荒く砕いていれるのだそうです。
カルダモンなどのスパイスを加えていただきます。
どんなお味なのでしょう。
アルコールが禁止されているので、このコーヒーがよく飲まれているそうです。
お茶の後は「スーク」に行ってショッピング♪

「スーク」とはアラビア語で「市場」。日本の「市」のようなものでしょうか。
広い敷地に迷路のように入り組んだ細い道にお店を連ねています。
「スーク・ワキーフ」はカタールで一番大きな市場です。
カタール人の日常に欠かせないスパイス、ナッツ、スカーフ、アバヤ(女性の日常着)から
アラビアンティーセット、ランプ、装飾品など観光客向けの品物も売られています
。
残念ながら写真はまだ開店前ですが、道の両脇にお店があるのがわかるでしょうか。
こんなスパイスてんこ盛りのお店が!

夜のスークはこんな感じ。

カタールは社会保障制度が充実しているので極度の貧困が少なく、
外国人が多く住むために多様な文化に寛容な社会だそうです。
このスークでも値段の交渉は英語でもできるようです。
陽が落ちてからゆっくり買い物するのが良さそうですね。
最後はドーハのカタラビーチ

カタールの休日は金曜日、土曜日。
特に毎週金曜日は午前中が集団礼拝なのあるため、金曜の午前はお店がしまっています。
またラマダンの期間は開店時間やお休みがあるので注意が必要です。
ラマダン中だとビーチもお休みになってしまうのですね。

ペルシャ湾の海もなんて美しいのでしょう✨
いかがでしたでしょうか。
カタールは少し前までは世界一つまらない国、なんて言われていたそうです。
それが観光にも力を入れ現在があるようです。
この他にも、4WDの車で砂漠を疾走する「デザートサファリtツアー」、唯一の「アル・ズバラ遺跡」、「ラクダレース」などがあります。
ラクダは温和な顔をしていますが、これがなかなか走ると結構なスピードが出るそうです。
でも写真を見ると顔や体にいろんな装備をつけられて、なんだかかわいそうになりました。
実は思いっきり走るのが好きなラクダもいるかもしれませんが。
走っている時も可愛いお顔なんですよ。
参考資料:まっぷる、Top Torip、travelwith、
中東、イスラム教が少しずつ身近になってきた旅でした。
【ちょっとひとこと】
ラマダンとはいろいろなルールがありますが、簡単にざっくりと書きます。
期間:ヒジュラ暦の9番目の月を「ラマダン」といい、その一か月間。
断食はアラビア語で「サウム」
ただしヒジュラ暦は一年が354日なので太陽暦とは約10日ほど差ができるので
太陽暦の毎年同じ月ではない。
内容:日の出前から日没まで断食。
一切の飲食(水も含む)をとらない。そしてその間喫煙、喧嘩も禁止。
目的:信仰をより深める
空腹や渇きを経験することで、恵まれない人々への思いやり、改めて平安のありがた
さに感謝し、より自身を清めようとする心を養う。
みんなで辛さを共有して一体感を持つ。
免除:小さな子ども、妊婦、授乳中、生理中、病気、重労働者、高齢など臨機応変に免除さ
れる。
スポーツ選手は水分を取ることが免除される。
過ごし方:日の出前に少し早い朝のお祈りの後朝食をとり、日没後はお祈りの後、水分と
ナツメヤシを食べてからその日一日をやり遂げたことをねぎらながら本格的な夕食を
家族でとるのが一般的。
*ちなみに2025年の「ラマダン」は2月28日から3月29日(国によって若干異なる)
参考資料:Spaceship Earth、fooddiversity
それでは皆さま平和な一週間をお過ごしください(*^^*)
Have a peaceful week !
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