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MICオンライン教室

教科を超えた学習

 今日は立春。寒さが続きますが、春の足音が聞こえてきそうで気持ちは明るくなりますね。

 モノクロ世界にかわいい紅白のつぼみ。梅の開花が待たれる季節です。


 今回は「教科を超えた学習」をご一緒に見ていきましょう。


たとえば【英語】


 最初は基本的な英語の文の構造を学んだり、単語を覚えるのが主です。

ある程度の文章が読めるようになってきますと、ある程度まとまった内容を扱ったものがでてきます。

 「英語」だけではなく、文章の内容を理解するためにはその背景にある歴史であったり地理などを理解することが大きな助けとなります。


 中三の教科書で「ガンジー」についてのユニットがあります。

大まかな説明はありますし、英文でその内容が書かれています。

 そんな時は、まずは地図で位置の確認です。さらにガンジー以前のインドの歴史や当時の時代背景を知ることで、なぜ非暴力運動(non-vilence movement)をしてインドの独立(independence)を勝ち取らなければならなかったのか、なぜ人種差別(discrimination )があるのかなどを知ります。英文に書かれていることをより深く理解できますし、想像しやすくなります。

そして英語の文章をより実感を持って読むことができると思います。


中高一貫校や私立学校では時折社会の授業と英語の授業が連携するというのを聞いたことがあります。そうすると理解が深まりますし、興味が出てきますね。



次は【国語】


 物語や古典文学を読む時は、その時代背景を知っていると想像が広がります。


 大人になるとなるほど、と興味を持って理解できますが、中高生となるとどうでしょうか。

特に古典文学は今の生活とはかけ離れすぎています。スマホがあっていつでもどこでも瞬時に連絡が取れる時代に、


       あ  こ  を   わ  やど                ぬかたのおほきみ

   君待つと我が恋ひ居れば我が屋戸のすだれ動かし秋の風吹く      額田王


 *あなたのおいでを待って恋しく思っておりますと、我が家の戸口のすだれを動かして

  秋の風が吹いております。


という和歌はなかなか想像しがたいでしょうね(笑)


  また、時代背景を知ることで、日本史を再確認することもできます。



最後に【算数数学】


 文章題を解くには計算や公式だけでなく、実際の日常体験がとても大事になります。

買い物や家のお手伝い、料理などもとても大事な経験です。

 買い物はかごに入れてレジで自動的に会計。お風呂も自動的にお湯がはられるこの時代。

私の子どもの頃には手動でお湯をためるので、うっかりするとあふれさせてしまいました。

ですから、大体お風呂のお湯(250ℓくらい)がいっぱいなるには10分~15分くらいと体験できました。

 ドライブに出かけて時には外の景色を楽しんだり、つまらなくなって飽きたりしながら、ようやく目的地に着きます。距離と時間と速度の問題につながります。

 今は車の中でビデオを見て楽しんでる間に目的地に着いてしまいますから、その距離感が体験できないようです。

 便利な生活が大事な体験の機会を奪ってしまっています。



 3年前から教科書が変わり、今どきの様々な話題に触れ楽しいですし、勉強になります。

私自身もさらに勉強し、教科を超えて英語、国語、算数数学を生きた勉強となるよう努めてまいります。


      学ぶことの意味、楽しさを一緒に体験していきましょう!







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