随分前ですがテレビで見た「素数の神秘」を思い出しましたので、ちょっと調べてみました。ものすごーく簡単にざっくりかいつまんで書きますね。
「素数」とは「1より大きい自然数のうち1とその数でしか割り切れないもの」です。
例を挙げると、
2,3,5,7,11,13,17,19,23,29,31,37,41,43,47,53,59,61,67,、、、と果てしなく続きます。数学者の中には途方もない桁数の素数を根気強く計算している人がいます。すごいですね。
数字の並びには規則性があるものが多いのですが、この「素数」に関してはいまだその規則性が明らかになっていないそうです。興味深いですね。
その番組では素数の分布を関数にした人がいて(ゼータ関数)、その関数の0点が直線上にあるはずとリーマンが予想をたてました(リーマン予想)
近年その「リーマン予想」を証明した数学者がいるのですが、まだ受け入れられていないのだそうです。
その番組では、「この素数が宇宙の成り立ちに関係があり、実は分野を超えて宇宙物理や量子物理にまでつながっている、これは神の数字だ。」と締めくくっていました。
この数字が、宇宙とつながっていると思うとワクワクしますね。
それ以来、素数は個人的にとても気になる数字となりました。とはいえせいぜい、CDのボリュウームを素数に設定するくらいですが(笑)
実生活では何に利用されているかというと、コンピュータの個人情報や軍事機密の保護に使われていて、150桁を超える巨大素数なのだそうです。
ですから、素数の謎が解明されると保護できなくなってしまうらしいです。
ちなみに150桁の数字を下記に打ってみました。
123456789012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012345678901234567890
すごいですね!
不規則にあらわれる素数ですが、「エラトステネスの篩」を使って比較的簡単に素数を割り出すことができるようです。
奥の深い「素数」。この機会に興味のある方は詳しく調べると楽しいかもしれませんね。
参照:丸田恭子「素数の神秘」、「高校数学の美しい物語」など。
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